SRCシナリオ感想



・ドラグーン ジェネレーション23
・魔闘戦記スナイパー、3話
・孤高の光弾ベクトラン、10話まで
以下ネタバレの為隠し。


・ドラグーン ジェネレーション23


う、ううん……触りというか最初の方だけプレイしたんですが
なんだろう、すっごく残念というか自分だったらこう調整するのに
なーというか、敵は連続行動しないのかな―とかうんはっきり言っちゃおう。
むっちゃくちゃ、戦闘システムがスカファンに似ていたと感じました。


まぁうん、似たような場所を目指せば似たような解答に辿り着くって
事なのかなーと。思うんですけれども、ももも。


ただ、プレイしていてこれならスカファンの方が自分好みだなと。
いや自分で作って調整した物の方が自分好みだってのは当たり前
なんですけれど、戦闘の方向性が似ているだけに気になってしまうんですよね。


後、シナリオが薄いダンジョンシナリオなら、もうちょっと牽引する要素。
例えば、明確な目標があれば良かったんじゃないかなぁ―と。


ついでに、キャラクターがいっぱい居ますが顔が違うだけというか
あんまり個性が見えないものちょっと気になる処です。


キャラクター性を出す場面が無い訳ですし、しっかりとメッセージを作り
対メッセ等でキャラクター同士の因縁などを描写するようにすれば
もっとキャラゲーとして良いものに仕上がるんじゃないかと。




・魔闘戦記スナイパー、3話


数年前にプレイし、そして更新が無かった為に
凍結シナリオフォルダで補完していた処、つい先日
更新が再開されたOZAKI様のシナリオ。
というか、一度凍結フォルダに突っ込んだシナリオって
ほぼ更新される事が無かったので嬉々としてダウンロードしてプレイ。
……以前の感想を見ていると非常に失礼な物になっていたので
今回は丁寧に感想を描いてみようかと。


実にスタンダートな異世界召喚物ですが戦闘がかなり独特。
気力が普通のシナリオよりも増減が激しく、戦闘力に影響が
少ない一種ゲージ的な扱いになっていて、なおかつ必殺技が
使いやすくなる範囲をプレイヤーが設定する(必殺技の消費気力が半減)
という独特のシステムを採用しているのですが……


現状、あんまり機能していないというか回復手段が少ない現状だと
HP残量100〜75%、75〜50%、50〜25%、25〜0%の範囲の中で
100〜75%、75〜50%を選ぶメリットが物凄く少ないんですよね。


気力を貯めるにはダメージを受ける、ダメージを受けると奥義発動範囲
から逸脱してしまう。逸脱した後リカバリーする手段が無いと。


個人的にはそれぞれの範囲を選択する事によるメリット
例えばHPが多い100〜75%を選択すると命中回避が向上し、被弾率が下がるとか
25〜0%を選ぶと火力が増大するとかそういうものがあると、よりゲームとして
選択肢が増えるんじゃないかなぁと。


また、戦闘時に資金が手に入る訳でもないのでプレイヤーが敵を倒す
モチベーションが少なくなってしまうのも気になる処かなぁと。


たとえ資金が無くても、クリアターンや味方のダメージから
A〜Dまでの評価をプレイヤーに与えるってだけでも戦闘に対する
モチベーションが全然変わって来るんじゃないかと。


シナリオ的には、主人公が元の世界に戻る為に武道会に参加する事を
決意する感じになって次回に続くといった雰囲気で、ある意味繋ぎの
内容かなと。格闘ゲーム風という事もあり今後は1対1の戦闘が
増えるのかなぁとも思いつつ、感想を終わろうと思います。




・孤高の光弾ベクトラン、10話まで


軍隊が人を殺す、そういう当たり前のことを当たり前に拒否して
それを状況が許さないというある意味リアルロボット物が書くべき
話なんですが。それをメインに持ってくると出来が良ければ良い程
主人公に対する好感度が下がってしまう不思議。


確かに主人公の言動は納得出来るもので、実際に人を殺す殺さないという
状況になれば普通の感性を持った人間ならそう悩んで戦えなくなって
しまうものですが、戦わないと自分と自分の仲間が死ぬという状況で
安易なヒューマニズムを振りかざし、かえって周囲に不和を招く主人公は
なんというか物語を外側から見ているプレイヤーの視点だとちょっと
残念に感じてしまう部分もあるんじゃないかなと。


ただ、SRCシナリオである以上主人公は戦闘に巻き込まれ続ける事になる訳で
このシナリオが終わるまでに一体どんな結論を出し、どんな方向に進むのか。


そこを楽しみに、今後もプレイしていきたいと思います。