SRCシナリオ感想



という訳で、久々のSRCシナリオ感想
今回は
・『死神遊戯』14話
・青いアイツ、1〜7話まで
の2本、以下ネタばれの為隠し。
・『死神遊戯』14話
という訳で、第2部完結です。
第1部をブラックパレード編とするならば、第2部は明らかに藤崎編と言うべきだと思います。
藤崎さんが悩み、苦しみ、そして道を切り開いて英雄となる過程は、まさに第1部で
ただ、流れ、流され、堕ち続けた僕がブラックパレードになるまでの過程と対をなし
死神遊戯という"僕"の物語について不可欠な要素と言えるんじゃないかと思います。
これで、1話で主人公に殺されるだけだったおっさんが、真の意味で物語に組み込まれたと感じました。
ただ、この14話は第2部の最終話というより13話のエピローグ的なお話だったんじゃないかと
出来る事なら、いったん記憶を忘れ13話から通してプレイしたいなぁと。
そうすることが出来るなら、より強く英雄となった藤崎さんを見る僕に感情移入出来るんじゃないかと。
何はともあれ、神とペテン師の戦いはどうなるのか? 死神は、英雄とどう向き合っていくのか?
そういえば、ブラックパレードのライバルポジションを藤崎さんに奪われた……えっと、その
……あれ、グラスパーはどうなるんでしょうか? いやまぁ、しっかりと話に噛んでくるとは思いますけれども
現時点ではどう動くのか、全く予想が付かないなと。何はともあれ、続きを楽しみにお待ちしたいと思います。




・青いアイツ、1〜7話まで
新右衛門様の、全体的にあっさりとしたヒーロー物。
用語等を最小限に抑え、話の背景をプレイヤーに委ねる形式のシナリオ。
というか、現時点で主人公の名前すらはっきりさせていません。
そういった意味で全体的に独特の雰囲気があるシナリオだと思います。
しかし、背景画像と言った細かい演出に関してしっかり練りこんであり
シナリオ、キャラの会話から漏れる世界観で不足している部分をしっかり
フォローしている印象です。雰囲気から見て色々なサイトから集めて来ているように
見えましたけれど意図を持って世界観を示そうとしているように感じました。
戦闘面では、少々選択肢が少なすぎるというかまともに戦闘できるのが主人公一人で
アイテムもほぼ確実に入手できる仕様から、殆ど取るべき行動が決まっていて
もうちょっと色んな方法で戦えればと思わなくは有りませんでした。
が、そういう部分も含めてこのシナリオの雰囲気作りの一環のようにも感じました
この感想を書いている時点で、シナリオの方は凍結状態になっているようですが
個人的に続きをお待ちしております。