SRCシナリオ感想



今回は
機動戦士ガンダムSEED−DESTINY 〜Rebellion〜、最終話まで。
以下、長いので略。
機動戦士ガンダムSEED−DESTINY 〜Rebellion〜、最終話まで。


ぶっちゃけた話、前々から名前は見ていたのですが
はいはい種運命乙、と適当に流していました。が……
藤村八輝さんが、まだ七輝さんだった頃に勧められたのと、尚且つ完結したということでプレイ。



……
………なんだこれは?
昔はやんちゃだったけど、オーブの為にしっかりと働くカガリ
アレックス? 誰ですかそれ? しっかり筋を通し切ったアスラン
最初は良くわかんないけれど、いろいろいい感じに魔改造されたキラ
ラクシズ? なにそれ状態でプラントで議員として世界を良い方向に導こうとするラク
大人としての責任を果たしつつ、要所要所でかっこいいムウ
なんか結構最後まで生き続け、カッコよく散るサトー
しっかり、シンに成長フラグを与えてからカッコよく退場するハイネ
ヴィーノ、ヨウラン? 何それ? とは言わせないくらいにシンの隣人をやっている整備チーム
よくわかんない感じで議長を殺しちゃったりせず、シンと最高の友情を育んだレイ
ちょっと魔改造っぷりは気になるものの、しっかりとヒロインをやらかしたルナ
そして何より、間違え、迷い、それでも運命に流されることなく反逆し主役を貫いたシン


実に、完璧なガンダムSEEDの続編でした。
無論気になる部分も幾つかあり、たとえばオリジナルキャラクターが複数存在し
終盤になればなるほど、その必要性は重要になるのですが、序盤では鼻につく印象が強いとか
ルナマリア周辺の設定が大きく改変されており、最後までプレイすればシンを主役にするという意味で
必要な措置であったと感じられるものの、多少の違和感が残ってしまうという点。
何より、中盤まで原作以上に駄目な部分を強調されたシンに付き合っていくのが少々骨だった印象があります。


ただ、原作から大きく逸脱する中盤以降は睡眠時間を返上してでもプレイしたいと思うほどに
楽しく、実際に睡眠時間をガンガン削って眠いですw
オリジナルキャラクターは原作で敵対したアークエンジェルVSミネルバという構図を崩すために必要で
またルナマリア関連の設定があったからこそ、シンが話の主軸に食い込みつつ主役を張れた訳で
そして何より、原作より分かりやすく問題点を浮き彫りにされたシンだからこそその後の成長が光るわけで
アスランやキラとの絡みに大きく深みが出ているのだと思いました。


また、音楽に関してはいろいろと指定されておりSEEDのサウンドトラック等からMP3ファイルを
落してMIDIフォルダに入れておくと、素晴らしいことになります。


個人的にはSEEDだけ見て、ディスティニー? なんか面白くないんでしょ?
って感じな人にプレイしていただきたいなぁと思いました。本当に


また、シナリオだけでなくGジェネを彷彿とさせるCGを使った必殺"アニメ"演出も見逃せません。
僕もここまでCGが書けたらなぁと本気で羨ましんでます。
また、ただ原作と同じシルエットではなく、細かい部分にオリジナルと思われる解釈や意匠
更には原作を下敷きにした、オリジナルMSと高いクオリティーのCGがあったからこその展開も印象的でした。


なにはともあれ、久しぶりにシナリオプレイで寝不足になったなぁと思いつつ感想を締めくくりたいと思います。