SRCシナリオ感想



今回は2本、
・建築勇者ダイクウガー、4話
・翼の唄、20話


〜建築勇者ダイクウガー、4話〜
非常に残念な話
最初に言ってしまうと、慌ててリリースしたためか
NPCが撃破されても、何の言及も無く話が展開するといった所があり
全体的に戦闘パートの練りこみが足りず、間延びした印象を受ける上に
味方増援出現後にMIDIがデフォルトになってしまい折角のいい展開の興が
削がれてしまっているのです。
しかし、逆説的に言えば今回の話はそれ以外の部分で非常にクオリティー
高かったと感じました。まず、今まで話の中でちょくちょく登場していた山田助六の娘
やちる。くるみと比較するとやや素直ですが、分類するなればツンデレ…… になるんでしょうか?
いいなぁ、好意を素直に表しつつも後一歩踏み込まず。健助以外というかくるみに対するツンと
健助に対するデレのバランスもいい感じです。
また、新勇者のロランもかなりいいキャラクターです。
勇者ロボの癖に魔法使いで、最近多い接近戦が得意な魔法使いを馬鹿にしつつ
明らかに口調が古臭い。確かに、古代の時点でこの口調で喋っていたというのなら
流行の先取りになるのかもしれませんがw
また、自分では戦わず駒を召喚して戦うというのも独特で個性があるなと感じました。
実際に、分離状態の勇者ロボより強い召喚ユニットを召喚できるので場合に応じて
使い分ける事ができれば、相当な戦力になると思われます。
シナリオ面では、Dr.ホワイトが地味に頭脳戦を繰り広げてくるのが高ポイント。
正直、下手な軍師系キャラクターよりトリッキーな策略を仕掛けてきているのではないでしょうか?
まあ、ケッカーンというスーパーギミックあっての策ですがそれも含めて彼の才能なのでしょう。
兎に角、内容に関しては文句なし。エピローグの最後や予告編も相まって
非常に次回の更新が楽しみで仕方ありません。


〜翼の唄20話〜
プロローグ
さて、ウォーラスさんがつばさのお陰で前線復帰です。
そこでやはり問題になってくるのがメルヴェーナの存在となります。
そりゃ、悪い言い方をすれば責任を全部彼女に押し付ける形で
問題を解決してしまったわけで、その部分にウォーラスさんが
細かく突っ込んでくると、色々困った事になってしまいます。
ここで色々いざこざとか、しこりとかが残ると後々大変に
なるだろうなぁ…… と思っていたら、つばさがいい感じに誤魔化した!?
そして誤魔化された事を理解しつつも、それ以上深く突っ込んできません。
こういう部分ではっきりと主人公の成長を演出するのは上手いなと思います。
戦闘
正直な話、脳筋相手は楽だという。
ザコは、素敵にパワーUPしたウォーラスさんに一任。
基本MAP兵器無し、回避を選べばどうにか避けられない事も無し。
適当に援護フォーメーションを組み、集中砲火で撃破しました。
一度復活して2回行動を取る様になりましたが、ツバサの決意ガンバーストであえなく撃破。
エピローグ
脳筋レッドを倒して一安心だと思ってたら
何っ、ロリっ子による奇襲だと!?
無理やり契約解除して、ボロボロなつばさは対処できず!
しかし、イーグリットが庇って一安心……
げぇ!? ここでもう一匹!?
という感じで、イーグリットが物凄く危ない事に!
……しかし、なんかロリっ子が月音とのエンゲージを解かれ
撃破されたように見えたんですが、失敗しちゃったのかなぁ。説得orz
さて、イーグリットはおなかにシャフトが刺さって下手に手出しが出来ない状態に
どうするのかと思ったら、メルヴェーナがイーグリットの生命活動止めた!?

……
………ああ、ダイソード懐かしすと分かる人にしか分からない展開予想を
述べながら、後4話に迫った続きに思いを馳せつつ感想を締めくくろうかと思います。
しかし、後4話の時点でイーグリットをこんな目にあわせるなんて……
相当なウルトラC使わないと復帰は難しそうですし、恐らくここでリタイヤなのかなぁと。
まあ、なにはともあれ続きが楽しみで仕方ないですぜ!?