SRCシナリオレビュー



・絶望はんぶんこ、1〜2話
RTT様の新作シナリオ、許可を貰えたので嬉々として感想を書いてみる今日この頃
シナリオリンクとかに登録されてないからプレイしたい人は頑張って探せ。
多分絶望はんぶんこで検索しても見つからんかと。


簡単に言えば手のひらワルツの続編。ワルツが軽いランチとすると、デザートのような作品
だからといって、そこに味の優劣があるわけでなく、むしろその鋭さはランチの味を引き立てつつ
それ単体でも十二分に作品としての味を持っている…… うん、あれだねちょっと
おしゃれにレビューをしようとした、ごめん。


簡単に内容を纏めると、本格的にやばくなった地球環境に見切りをつけた人類が宇宙船で新天地を探しに逝く。
しかし、全ての人類に船が用意されているわけでもなく、その船に乗れないも人も多く居て……
そんな中で、その船に乗る為に襲い掛かってくる蛮族や船に乗れなかった人たちから
船に乗れないにも関わらずけなげに宇宙船を護り続ける兵士達の物語。
というと悲壮感がたっぷりだけどそこはあれです、RTT様の真骨頂というかテンポよすぎる
キャラクターの掛け合いでそういうところを薄めていると見せかけて、むしろその背後にハードな
過去があるのかな? と予測させ悲壮感×2倍! ついでに雑魚パイロットが村人だったりするのが余計に悲壮感を演出してていい意味でやらしい。
とりあえず探してでもプレイすることをお勧め。
後、ブギン死ね〜。


ただ、感想を書かせて頂く許可を頂いた時にスカイファングの感想もいただけたのですが
更新ごとに毎回楽しくプレイさせてもらってます。という言葉をなんというか
もっとも影響を受けた作品の製作者様に作品をプレイしてよい評価を頂けた事について嬉しく思う反面
初期頃の戦闘の爽快感は素晴らしいです。という部分に引っかかりを覚える今日この頃。
実際に、難易度を上げる為高い防空領域を持った連中や今までと同じ手段で倒せない
敵を配置することや、普通とは違ったシュチュを取り入れてゲーム性を上げるということを
シナリオが進むにつれてやっているのですが、そうすると売りであったはずの爽快感が
徐々になくなってしまうんですよね…… あう、凄いジレンマ。